ショッピングクレジット導入で売上アップを図れる?注意点や導入方法も解説
公開日:2025/07/29

ショッピングクレジットは、顧客の購入代金をクレジット会社が一括で立て替え払いするサービスです。ショッピングクレジットを導入すれば、一括払いが難しい方やクレジットカードを持っていない方にも販売を促進できます。
本記事では、ショッピングクレジットの導入が売上アップにつながる理由や導入の必要性を解説します。注意点や導入方法も解説するので、ぜひ最後までお読みください。
ショッピングクレジット導入の必要性
ショッピングクレジットに対応する必要性が高まっている背景のひとつとして、急速に進むキャッシュレス化が挙げられます。
経済産業省によると、2010年以降、キャッシュレス決済比率は上昇し続けています。

- ※出典:経済産業省「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
2024年には42.8%を記録し、政府目標である40%を達成しました。また、政府は将来的な目標としてキャッシュレス決済比率80%をめざしています。
今後もキャッシュレス決済の普及が加速すると見込まれるなかで、多様な決済手段への対応は、顧客のニーズにこたえ、競争力を高めるうえでますます重要性を増しています。
キャッシュレス決済のひとつとして、クレジットカードやスマホ決済(コード決済など)が挙げられますが、これらは利用可能枠や決済上限を超える支払いができません。そのため、高額な商品やサービスの購入時に利用可能枠や決済上限が足りず、購入を断念せざるを得ないケースもあります。
ショッピングクレジットであれば、その場で申込みができ、クレジットカードの利用可能枠などを気にすることなく分割払いが可能です。
関連記事「ショッピングクレジットとクレジットカードの違いは?加盟店・消費者の視点で比較」
ショッピングクレジットが導入されている業態の例
ショッピングクレジットは長期の支払いにも対応しており、特に高額な商品やサービスの購入に適した決済手段です。主に以下のような業態で導入されています。
- エステ・脱毛
- 美容関連
- 健康器具・美容機器
- 家具・家電製品
- 自動車・バイク
- ペット
- 楽器
- 宝石・時計
- 挙式
- スクール
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ショッピングクレジットの導入で売上アップは狙える?
事業者がショッピングクレジットを導入することは、売上アップを図るための有効な手段のひとつです。この章では、ショッピングクレジットの導入が売上アップにつながる要因を解説します。
関連記事「ショッピングクレジット(ローン)とは?メリット・デメリットや導入までの流れを解説」
機会損失を防げる
ショッピングクレジットは、クレジットカードを持っていなくても利用できるサービスです。
ショッピングクレジットを導入すれば、一括払いが難しい顧客やクレジットカードを持っていない・利用可能枠が足りない顧客が購入を諦めずに済むため、機会損失を防げます。
分割払いに対応していない場合、顧客が購入を断念する、または分割払いに対応している競合店で購入することも考えられます。つまり、ショッピングクレジットなどの決済手段への対応は、販売機会を最大化するうえで重要な取組みのひとつです。
客単価の向上が期待できる
ショッピングクレジットの導入によって分割払いの手段を提供することで、顧客の経済的・心理的なハードルが下がり、客単価が向上する可能性があります。
ショッピングクレジットは比較的高額な商品やサービスに適した決済手段で、60回や84回といった長期の分割払いが可能です。家計の状況に合わせて柔軟に支払回数を設定できるため、顧客にとって無理のない支払計画を立てやすい傾向があります。
結果的に、顧客がより単価の高い商品・サービスや長期の契約を選びやすくなり、客単価の向上が期待できます。
回収業務の負担を軽減できる
ショッピングクレジットでは、クレジット会社が消費者への請求・回収業務を担うため、加盟店側の事務負担が軽減されます。
これにより、顧客対応や販促活動など本来の業務に専念しやすくなり、結果として売上アップにつながるでしょう。
また、売上アップにとどまらず、業務の効率化による人件費の削減や未回収リスクの低減などのメリットも期待できます。
ショッピングクレジットを導入する際の注意点

ショッピングクレジットの導入には、機会損失の防止や客単価の向上などのメリットが見込めるいっぽうで、いくつかの注意点もあります。
- 顧客は決済のたびに審査を受ける必要がある
- 初期費用や手数料などのコストがかかる場合がある
顧客は決済のたびに審査を受ける必要がある
ショッピングクレジットに申込むと、顧客が商品やサービスの代金を契約通りに支払えるかどうかを確かめるために審査が実施されます。購入のたびに申込み・審査が必要となるため、顧客が手間を感じることもあるでしょう。
ショッピングクレジットの審査は比較的短時間で終わるものの、審査の状況によっては時間がかかることもあります。 また、審査基準は公表されておらず、総合的に判断されるため、通過するかどうかを事前に把握することはできません。
審査の結果によって顧客がショッピングクレジットを利用できない場合がある点はデメリットですが、支払い可能な顧客のみに商品やサービスを提供できるため加盟店が安全に取引を行えるという側面もあります。
初期費用や手数料などのコストがかかる場合がある
ショッピングクレジットを導入すると、初期費用や加盟店手数料がかかる場合があります。
初期費用は導入に伴って一時的に発生する費用で、加盟店手数料は顧客の購入代金に対して一定割合で発生するものです。
初期費用や加盟店手数料が発生する場合、コストを踏まえた価格設定が求められるほか、利益率が圧迫される可能性があります。
ショッピングクレジットの導入方法
ショッピングクレジットを導入する際の一般的な流れは、以下の通りです。
- 加盟店申込みを行う
- 申込書や必要書類を提出する
- クレジット会社による加盟店審査が実施される
- 加盟店契約を締結する
クレジット会社によって異なりますが、面談や訪問調査などが行われる場合もあり、導入までには2週間~1ヶ月程度の期間を要することが一般的です。また、加盟店審査の結果、契約できない可能性もあります。
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電話やメールでのお問合せも承っているので、ぜひ一度ご相談ください。
- ※加盟店審査の結果、ご契約いただけない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
まとめ
現代では、多様な決済手段への対応が重要性を増しています。ショッピングクレジットを導入すれば、クレジットカードがない方にも分割払いの手段を提供できるため、機会損失の防止や客単価の向上による売上アップが期待できます。
また、クレジット会社が回収業務を担うため、本来の販売活動に注力しやすいメリットもあります。
消費者の利便性や競争力を高めて売上アップを図りたい事業者さまは、ショッピングクレジットの導入をご検討ください。
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