ショッピングクレジットは学生も利用可能?条件や導入のメリット・デメリットも解説

公開日:2025/07/29

考える女性

学生でも、満18歳以上(高校生を除く)であればショッピングクレジットを利用できる可能性があります。

ショッピングクレジットは、加盟店・学生の双方にメリットがある決済手段です。一括払いが難しい商品やサービスの購入時に有効な選択肢となりますが、学生ならではの注意点も存在します。

本記事では、学生がショッピングクレジットを利用するための条件や審査基準、加盟店・学生にとってのメリット・デメリットを解説します。

ショッピングクレジットは分割払いで商品を購入できる手段

ショッピングクレジットとは、消費者が商品・サービスを購入する際に、クレジット会社が購入代金を一括で立て替え払いするサービスです。ショッピングクレジットを利用した消費者は、購入代金をクレジット会社に分割で返済していきます。

ショッピングクレジットの一般的な流れは、以下のとおりです。

  1. 加盟店がクレジット会社と加盟店契約を結ぶ
  2. 消費者が加盟店で商品・サービスを購入する際にショッピングクレジットを申込む
  3. クレジット会社が購入代金を加盟店に一括で支払う
  4. 消費者がクレジット会社に分割で返済する

ショッピングクレジットの仕組みやメリット・デメリットに関して、詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事「ショッピングクレジット(ローン)とは?メリット・デメリットや導入までの流れを解説

学生へのキャッシュレス化浸透

スマホが生活の中心となっている若年層の間で、キャッシュレス化が急速に進んでいます。消費者庁によると、日常的にキャッシュレス決済を利用している大学生は約6割にのぼることがわかりました。

利用頻度 割合
ほぼすべての買い物で利用している 約18%
買い物する際の2回に1回程度は利用している 約42%
ほとんど利用していない 約40%

また、若い年代ほど「後払い決済」の利用経験率が高い傾向にあることもわかっています。消費者庁の委託調査によると、後払い決済を利用したことがある20代は45.1%であり、ほかの世代よりも高い結果でした

こうした中で、利便性を重視する若い世代のニーズにこたえるためには、多様な決済手段への対応が求められます。

学生にとってのショッピングクレジットの必要性

一般社団法人 日本クレジット協会が大学生を対象に実施した調査によると、大学生のクレジットカード所持率は61.1%でした

多くの大学生がクレジットカードを活用しているいっぽうで、所持していない大学生も約4割と少なくありません。クレジットカードを持っていない理由として、「現金や他の電子マネーで支払う」の次に「必要以上に使いそう」が多く、使いすぎに不安を感じている大学生も一定数いることがうかがえます。

クレジットカードは、手元にお金がなくても利用可能枠の範囲で支払える便利なサービスですが、使いすぎには注意が必要です。

いっぽう、ショッピングクレジットは、買い物ごとにクレジット会社と契約し、商品・サービスの利用代金のみを立て替えてもらう形式です。したがって、クレジットカードを持っていない学生や使いすぎが心配な学生にとっても計画的に利用しやすい決済手段といえます。

学生でもショッピングクレジットは利用可能

学生でも、申込条件を満たしていれば、ショッピングクレジットの申込みが可能です。

学生がショッピングクレジットを利用する具体的なケースとして、以下のような場面が挙げられます。

  1. PCやタブレットを購入するとき
  2. 家具・家電製品を購入するとき
  3. エステ・脱毛サロンを利用するとき
  4. 歯科矯正を利用するとき
  5. 専門学校の授業料や教材費を支払うとき

この章では、学生がショッピングクレジットを利用するための一般的な条件と必要書類を解説します。

なお、ショッピングクレジットを利用するためには、クレジット会社による審査への通過が必要です。

学生がショッピングクレジットを利用するための条件

学生がショッピングクレジットを利用するための条件は、主に以下の2つです。

  1. 満18歳以上(高校生を除く)である
  2. 安定した収入がある

2022年4月1日に成年年齢が18歳に引き下げられ、18歳・19歳でも親の同意なくショッピングクレジットなどの契約ができるようになりました。したがって、満18歳以上であればショッピングクレジットの申込みが可能です。

ただし、一般的に中学生や高校生はショッピングクレジットを利用できません。

また、ショッピングクレジットの利用時には、返済可能な経済力を示すために安定した収入が必要です。 ただし、収入のない学生でも、世帯主の収入があればショッピングクレジットを利用できるケースもあります。

学生がショッピングクレジットを利用する際の必要書類

学生がショッピングクレジットを利用する際は、一般的に本人確認書類や引落口座情報がわかるもの、届出印などが必要です。

クレジット会社によって異なりますが、本人確認書類として主に以下の書類が活用できます。

  1. 運転免許証
  2. マイナンバーカード
  3. 健康保険証
  4. パスポート
  5. 在留カード

申込内容と本人確認書類の住所が異なる場合など、追加で書類が必要になるケースもあります。 また、学生証は本人確認書類として利用できません。

学生がショッピングクレジットを利用する際の審査基準

ショッピングクレジットの審査では、一般的に申込者の属性情報や信用情報などをもとに、支払能力があるかどうかが判断されます。

属性情報とは、年齢や居住形態・年数、家賃支払いの有無、家族構成、勤務先(アルバイト先)など、申込者に関するさまざまな情報のことです。

学生の場合、アルバイトなどで毎月ある程度の収入があれば、安定した収入があるとみなされやすくなります。

また、信用情報とは、クレジットカードやローンなどの利用状況(申込・契約・返済状況など)を登録した個人情報です。 たとえば、クレジットカードの利用代金やスマホの本体代(分割払い)などの支払いを滞納した情報が登録されていると、審査に通過できない可能性があります。

ただし、ショッピングクレジットの審査基準は公表されていないため、申込んでみなければ通過できるかどうかはわかりません。

【加盟店側】学生向けにショッピングクレジットを導入するメリット

PCを見る女性

ショッピングクレジットを導入すれば、学生にとって購入のハードルが低くなります。

学生の多くはアルバイトによる収入が中心であり、一般的に社会人と比べて収入が限られていることから、一括払いが難しいケースも少なくありません。

分割払いの決済手段を提供すれば、一括払いが難しい学生が購入を決断しやすくなり、売上機会の増加につながります。

また、客単価の向上を図れることも、ショッピングクレジットを導入するメリットのひとつです。

ショッピングクレジットは、60回払いや84回払いなどの長期の分割にも対応しています。消費者の都合に応じて柔軟に返済回数を設定できるため、経済的な余裕が少ない学生でも無理のない支払いが可能です。

結果的に、高額な商品や長期の契約が選ばれやすくなり、客単価の向上につながります。

また、若年層は長期の顧客になりうること、口コミやSNSなどの発信力の面からも販売戦略的に重要と言えるでしょう。

【加盟店側】学生向けにショッピングクレジットを導入するデメリット

顧客がショッピングクレジットを利用するためには、クレジット会社の審査を通過しなければなりません。 収入状況や信用情報などから支払いが滞るリスクが高いとみなされると、審査に通過できず、加盟店が販売機会を逃す可能性があります。

また、契約前の説明が不十分だと、顧客との間でトラブルに発展する可能性があります。一般的に学生は、社会人と比べてショッピングクレジットへの理解や収支計画を立てる能力が十分でなく、しっかりと検討をせずに契約してしまうことがあるためです。

したがって、高額商品を安易にすすめない、学生が契約内容を理解できるよう丁寧に説明するなどの対策が求められます。

【学生側】ショッピングクレジットを利用するメリット

手元にまとまった資金がなくても商品やサービスを購入できる点は、学生にとって大きなメリットです。

PCや家電製品、楽器、美容・医療などの高額な商品・サービスを一括で支払うことは、学生にとって一般的に負担が大きいものです。 ショッピングクレジットを利用すれば、分割払いで1回あたりの負担を抑えることができ、必要なものを早期に手に入れられます。

また、ショッピングクレジットはクレジットカードを持っていない学生でも利用可能です。

【学生側】ショッピングクレジットを利用するデメリット

ショッピングクレジットを利用すると金利(手数料)がかかるため、一括払いよりも総支払額が大きくなります。

支払回数を増やせば月々の支払負担は軽くなりますが、支払いが長期にわたるほど一般的に金利が高くなります。利用前に問題なく支払えるかシミュレーションし、無理のない範囲で支払回数を少なくすることが重要です。

また、ショッピングクレジットを利用できるからといって、不必要・分不相応な商品・サービスを無計画に購入してしまわないように注意しましょう。

ショッピングクレジットの支払いが一定期間遅れると、信用情報に滞納の情報が登録される可能性があります。

信用情報は、クレジットカードやローンの審査で必ず確認される項目のひとつです。 そのため、滞納の情報が登録されていると、クレジットカードやローンの審査に通過することが難しくなります。

無理のない返済プランを立て、計画的に支払うことが求められます。

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返済回数はお客さまのご希望により3回~最長84回まで設定できるので、購入のハードルが低くなり、売上アップが期待できます。

また、加盟店さまへのご入金は、お客さまの返済時期や回数に関わらず、月3回一括でお支払いさせていただくため、計画的な資金運用が可能です。ぜひ一度AGペイメントサービス にご相談ください。

まとめ

ショッピングクレジットは、消費者の購入代金をクレジット会社が一括で立て替え払いするサービスです。

一般的に、満18歳以上(高校生を除く)であれば、学生でも申込みできます。クレジットカードがなくても分割払いが可能となるため、一括払いが難しい学生にとって有効な選択肢のひとつです。

また、加盟店にとっても、学生が購入を決断しやすくなり売上機会が増加する、クレジットカードを持っていない学生にも販売促進できるなどのメリットがあります。売上向上や新規顧客の獲得を図りたい事業者さまは、ショッピングクレジットの導入をご検討ください。

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